リゾートバイトでも年末調整って可能?年末調整できないときはどうする?

リゾートバイトお役立ち情報

2024/09/24

最終更新日:2024/10/15

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リゾートバイトでも年末調整って可能?年末調整できないときはどうする?

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2024/09/24

最終更新日:2024/10/15

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年末が近づくと「年末調整」という言葉を耳にする機会が増えます。「自分にも関係があるのかな?」と疑問に思う方も多いでしょう。リゾートバイトのような期間限定の仕事でも、年末調整を受けられるのか?今回はリゾートバイトにおける年末調整について、分かりやすく解説します!

リゾートバイトでも年末調整って可能?

リゾートバイトでも条件を満たせば年末調整を受けられます。そもそも年末調整はどのような手続きで、何のために行うのでしょうか?また、リゾートバイトで年末調整が可能なケースについてもご紹介します。

そもそも年末調整って?

まず、年末調整について簡単におさらいしておきましょう。年末調整とは、1年間に仮に計算された所得税の過不足を精算するための手続きです。会社が従業員に代わって、税金の計算をしてくれるため、自分自身で計算する必要はありません。

毎月の給料から天引きされる所得税はあくまで仮の計算であり、年末に清算しないと払い過ぎや不足が生じることがあります。これを防ぐのが年末調整の目的です。

リゾートバイトでも年末調整は可能

基本的には、リゾートバイトでも年末調整は受けられます。特に、派遣会社を通じて働いている場合は、派遣元が年末調整を行ってくれるケースがほとんどです。

派遣会社で年末調整を受けるためには、年末調整を行うタイミングでリゾートバイトをしている必要があります。リゾートバイトが11月までに終了し、派遣会社を退職した場合は年末調整が行われません。派遣会社や雇用形態によって異なるので、確認してみましょう。

アルバイト紹介のリゾートバイトは要注意!

年末調整の対象期間にリゾートバイトをしていても、雇用形態が赴任先のアルバイトとなっている場合は注意が必要です。リゾートバイトは基本的に各派遣会社の派遣社員として勤務しますが、アルバイト紹介で赴任した場合は働くホテルや旅館の直接雇用となります。

年末調整を含む福利厚生は派遣会社ではなく、赴任先の施設の規定が適応されるため、赴任前に確認しておきましょう。

詳しくはこちら:「派遣」と「紹介」何が違うの?リゾートバイトの雇用形態について

年末調整対象者の一例|アルファリゾート

アルファリゾートでは、12月から1月にかけてアルファリゾートからリゾートバイトをしている人が年末調整の対象となります。12 月末日までにアルファリゾートを退職(または退職を予定)されている方は年末調整の対象外です。また、年内にアルファリゾート以外から給与を受け取り、その源泉徴収票の提出がない場合も対象外です。

年末調整の手続き方法|アルファリゾート

アルファリゾートでは、年末調整の手続きもシンプルです。会社から送られてくる書類を記入して提出するだけでOK!あとは会社が手続きを代行してくれるので、特別な手続きは不要です。

アルファリゾートの年末調整に必要な書類はこちらです。

翌年分扶養控除等(異動)申告書
給与所得者の保険料控除申告書
あれば生命保険・地震保険・国民健康保険・国民年金などの控除証明書
給与所得者の基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書

年末調整のタイミングで、アルファリゾートよりチェックシートと必要書類を送付いたしますのでご返送ください。

年末調整関係書類の返送は期日を設けさせていただきます。必ず期日までに返送が必要です。

リゾートバイトで年末調整対象外の時はどうする?

もしリゾートバイトで年末調整の対象外になってしまった場合は「確定申告」が必要です。特に、リゾートバイトを掛け持ちしていたり、給与が一定額以上になる場合は、確定申告をして税金の過不足を調整する必要があります。

確定申告とは?:確定申告って必要?!リゾートバイトの確定申告について解説します

現職の会社で年末調整ができるか確認

以前リゾートバイトをしていて、現在は別の仕事に就いている場合は、現職の会社で年末調整が可能かを確認しましょう。通常、年末調整は年内に働いている会社が行いますが、リゾートバイトでの所得がある場合、それも含めて精算する必要があります。

年末調整が可能な場合は、現職の会社にリゾートバイトでの源泉徴収票を提出し、リゾートバイト時の所得も含めて年末調整を行ってください。

💡源泉徴収票のもらい方

アルファリゾートでは、お電話・メール・LINEにて承っております。

必ずご本人様よりご連絡いただき、登録名をお伝えください。
「〇年分の源泉徴収票が必要」とお伝えいただければ手配いたします。
なお、郵送での手配にはお時間がかかる場合がございます。
期日に余裕をもってご連絡ください。

リゾートバイトの給与額によっては確定申告が必要

過去にリゾートバイトをしていて、現在は別の仕事に就いている場合、その年に行ったリゾートバイトは給料をもらっている本業以外の所得として考えられます。

その年のリゾートバイトの給与が合計で20万円を超えていた場合には、確定申告の対象となります。確定申告をしない場合、本来納めるべき所得税の納付に加えて「無申告加算税」「延滞税」などが課されるおそれがあります。

年末調整をしない場合は、確定申告を忘れないよう注意しましょう。

確定申告に必要な書類は?

確定申告をする際には、以下の書類が必要です。

源泉徴収票:以前のリゾートバイトや現在の勤務先から受け取ったもの。

医療費控除の領収書:医療費控除を申請する場合に必要。

寄付金の領収書:ふるさと納税などをしている場合に必要。

各種控除証明書:生命保険料や地震保険料など。

確定申告は税務署に行って手続きすることも可能ですが、e-Taxを使えば自宅からオンラインで申請できます。e-Taxは国税庁の公式サイトから簡単に利用でき、必要書類をアップロードするだけでスムーズに申告が完了します。オンラインの確定申告にはマイナンバーカードが必要です。

年末調整できないまま放置するとどうなる?

年末調整は、毎月の給与から仮に計算された所得税の過不足を清算する手続きです。これを行わないと、税金を払い過ぎた場合に還付を受けられなかったり、逆に足りない場合は追加で納めなければならないことがあります。特に、払い過ぎた税金を取り戻せないケースが多く、過剰に税金を払ったままになる可能性があります。

年末調整をしない場合は確定申告が必要になりますが、それも放置してしまうと無申告加算税や延滞税といった罰金が科される場合があります。これにより、元々納めるべき税金に加えて、さらに多額の税金が請求されることになります。

年末調整といえば扶養控除申告書!なんのため?

年末調整に欠かせない書類の一つが「扶養控除等異動申告書」です。これを提出することで、所得税の計算が正しく行われ、税金を払い過ぎるのを防ぐことができます。何のために提出するのか分からないという人も少なくありませんが、実は毎月の手取りのお給料に大きくかかわります。

扶養控除等異動申告書を提出すると「甲」、提出しないと「乙」として所得税が計算されます。所得が15万円の場合と、30万円の場合でその違いを見てみましょう。

所得
(扶養控除申告書提出済)

(扶養控除申告書未提出)
15万円 税額: 0円 税額: 15,030円
30万円 税額: 2,260円 税額: 30,060円

こうしてみると、かなり大きな差がありますね。

扶養控除等異動申告書は多くの場合、年末調整の際に、記入が必要な書類と一緒に送付されます。派遣会社へ忘れずに返送しましょう。

 リゾートバイトでよくある年末調整の質問

Q.リゾートバイトで途中退職した場合、年末調整はどうなるの?

A.途中退職の場合でも、対象期間にリゾートバイトをしていれば年末調整が受けられます。

ですが、年末までに途中退職した場合は、通常の退職と同様に年末調整の対象外となります。ご連絡をいただければ源泉徴収票を発行いたしますので、各自で確定申告・もしくは新しく就業する会社にて年末調整を行って下さい。

Q.複数のリゾートバイト先があった場合、どう対応するべき?

A.リゾートバイトの勤務先が複数ある場合でも、すべてアルファリゾートを通してのお仕事であればアルファリゾートで年末調整が出来ます。年内にいくつかの派遣会社を通してリゾートバイトをした際は、年末に在籍している派遣会社にて年末調整を行います。その際、源泉徴収票が必要となりますので、派遣会社ごとの源泉徴収票を用意しておきましょう。

Q.書類の記入ミスによる遅延や不備がある場合どうなる?

A.事前にご連絡いただければ対応可能な場合がございます。

基本的には、期日までに必要書類をご返送いただくことが前提となりますが、万が一の場合は事前にご連絡ください。また、ご返送いただいた書類に記入ミスなどがあった場合、担当よりご連絡させていただきます。年末でお忙しいところ恐縮ですが、その場合はご対応ください。

Q.年末調整を忘れてしまった場合の対処法

A.ご自身で確定申告を行います。年末調整ができなかった場合でも、翌年の確定申告で税金の精算が可能です。確定申告の期間は通常、翌年の2月16日から3月15日までです。この期間内に申告することで、過剰に納めた税金の還付を受けることができます。

まとめ

リゾートバイトでも年末調整は可能ですが、条件によっては確定申告が必要になることもあります。派遣会社や勤務先に確認しつつ、年末の手続きをしっかり進めていきましょう。年末調整や確定申告を怠ると、後で余計なトラブルを招く可能性があるので、忘れずに準備を進めてくださいね!